実家の土地を駐車場やアパートにすると、いくらかかる? 始めるお金と、手元に残るお金の目安
PRこの記事には広告(PR)を含みます。
実家の土地を月極の駐車場にするなら、始めるお金は砂利を敷く形で数十万円、アスファルトで10台ほどなら90万〜300万円ほどです。
延べ30坪ほどの木造アパートを建てるなら、2,000万〜3,900万円ほどが目安になります。
この額は、建物の本体に付帯工事(土地をならすなど本体のほかの工事)や諸費用を足したものです。
親の家が建ったままの土地を駐車場にするなら、舗装の前に解体の費用もかかります。その額は、親の家が木造で30坪ほどなら90万〜150万円ほどになります。
ただ、入ってくるお金は場所によって何倍も違い、入ったお金からも毎年いくらかは出ていくんです。
数字だけ見て決めてしまってよいのか、迷う気持ちになりますよね。
この記事では駐車場とアパートそれぞれの始めるお金と入るお金、出ていくお金を並べ、始める前に確かめることと、うちの土地の数字の確かめ方までまとめました。
この記事のために、料金の表や建築費の解説から国や市の案内、紹介ページ、体験記まで18件を2026年10月に読み比べました。
駐車場にすると、始めるのにいくらかかるのか
親の家を片付けたあとの土地なら、まず思い浮かぶのは月極の駐車場かもしれません。
駐車場や解体の会社の案内を4件見比べると、始め方ごとのお金は次のくらいでした。
| 始め方 | 始めるお金の目安 | 何をするか |
|---|---|---|
| 砂利(砕石)を敷いて区画を分ける | 数十万円(3台ほどで30万〜80万円) | 地面をならして砕石を敷き、線や車止め、看板を置く |
| アスファルトで舗装する | 10台ほどで90万〜300万円ほど | 舗装に加えて、整地や道との段差をなくす工事が入ることもある |
| 駐車場の会社に土地ごと貸す | 持ち主の負担はほぼ無いことが多い | 舗装や設備は会社が用意し、整地だけ持ち主が受け持つ会社もある |

砂利を敷く形は舗装より安く始められる一方で、住まいの情報サイトの解説には雨の日の泥はねや雑草の手入れが増えるとあります。
土地ごと貸す形なら始めるお金は少なくて済みますが、売り上げが伸びたぶんは会社のものになります。
駐車場の比べるサイトによれば、自分で舗装して始めると入る額は売り上げしだいで、土地ごと貸すと決まった額になるわけです。
駐車場なら、まず小さく始めて様子を見るという進め方もあります。
親の家が建っているなら、舗装の前に解体の費用もかかります。
建物の造りや坪数ごとに解体の目安を知りたい人は、「空き家の解体費用はいくら? 木造30坪の目安と、補助金を工事の前に調べる順番」も役に立ちます。
では、同じ土地にアパートを建てると、どのくらいになるのでしょうか。
アパートを建てると、いくらかかるのか
建築費の解説を3件見比べると、木造で延べ30坪ほどのアパートは次の足し算になります。
| 何の費用か | 目安 |
|---|---|
| 建物の工事 | 1,700万〜3,000万円ほど(1坪あたり57万〜100万円ほど) |
| 付帯工事・設計・諸費用 | 建物の工事の1.5〜3割ほど |
| 合わせて | 2,000万〜3,900万円ほど |

1坪あたりの額の下のほうは国土交通省の建築着工統計(2022年)の木造の平均で、上のほうは土地活用の会社が示す相場です。
建物の本体の工事は、建てる費用の全体の7〜8割ほどです。
なので1坪あたりの額に広さを掛けただけで予算を組むと、付帯工事や諸費用のぶんが足りなくなりやすいんです。
たとえば建物の工事が2,000万円なら、付帯工事や諸費用を足して2,300万〜2,600万円ほどになる計算です。
ある土地活用のサイトには、坪あたりの安さで会社を選びかけて、あとから付帯工事などで総額がふくらんだ例がいくつもあるそうです。
なので見積もりは、建物の工事だけでなく総額で並べておくと安心です。
しかも、ある駐車場の会社の解説によると、アパートは始めるお金が高いので多くの人がローンを組み、手元のお金は初期費用の1〜3割ほどが要ります。
つまり、建てるお金の大半を借りて、毎月の家賃から返していく形になるわけです。
入ってくるお金と、出ていくお金は、どのくらいか
月極駐車場の料金の集計を3件見ると、1台の月額は地方の町で5,000〜8,000円ほど、大きな都市で1万〜2万円ほどでした。
住まいの情報サイトの解説には、同じ月極でも立地で3倍近い差がつくとあります。
駐車場の比べるサイトにも、駐車場の損益を決めるのは土地の場所だとあります。
ですから、家の近くの月極駐車場の募集の額を見てみると、うちの土地のおおよその見当がつくわけです。
たとえば10台ほどの駐車場で、地方の町の額のまま満車が続いたとして計算すると、月5万〜8万円ほどです。年に直すと、60万〜96万円ほどになる計算です。
ただ、同じ住まいの情報サイトの解説では、月極は9割ほど埋まる見込みで考えるのが現実的だとされています。
そこから毎年、固定資産税や清掃や小さな修繕、保険のぶんとして年間の収入の15〜25%ほどが出ていきます。
一方、アパートの家賃は場所や間取りによる違いが大きいので、額は何社かに出してもらう収支の案で確かめるのがよさそうです。
賃貸の管理や建築の会社の解説では、借入の返済を除いた運営の費用が家賃収入の15〜30%ほどで、管理を頼む費用はそのうち3〜5%ほどなんです。
管理を会社に頼んでいても、修繕の費用は持ち主が負います。
| 駐車場(月極) | アパート(木造) | |
|---|---|---|
| 入るお金 | 1台の月額×台数。地方の町で1台5,000〜8,000円ほど、大きな都市で1万〜2万円ほど | 家賃×部屋数。額は場所と間取りで大きく違う |
| 毎年出ていくもの | 年間の収入の15〜25%ほど(固定資産税・清掃・修繕・保険) | 家賃収入の15〜30%ほど(管理・修繕・税金・保険など) |
| ほかに出ていくもの | ― | 借入の元本と利息の返済 |

しかも借入の返済まで含めると、家賃収入の6〜8割ほどが出ていきます。
ある体験記の書き手も、地方では家賃が大きく上がらないことを挙げて、借金をしてまでやる数字には見えなかったと書いていました。
だからこそ入る額ではなく、始めるお金と毎年出ていくお金と借入の返済を引いて手元にいくら残るかで比べると、駐車場とアパートの違いが見えやすいと私は考えています。
始める前に、お金のほかに確かめておくことは
お金の計算のほかに、始める前に確かめておきたいことを3つ挙げます。
1つめは土地の税で、市の案内にも家を壊して駐車場にした土地の例が載っています。
駐車場として使う土地は住宅の建つ土地の特例を受けられなくなるので、次の年から土地の固定資産税が上がることがあります。
なので駐車場にすると決める前に、土地の税がどうなるかを家のある市区町村に聞いておくと、あとの話が進めやすいです。
駐車場にしたあとの土地の税の動きを詳しく知りたい人は、「更地にすると固定資産税はどうなる? 実家を壊す前に知っておきたい、上がる時期と、壊したあとの使い方による違い」を開いてみてください。
2つめは、アパートを建てるなら、建物を建ててよい区域かどうかです。
市の案内には、市街化調整区域では原則として許可が要り、当てはまるかは都市計画の窓口に問い合わせるよう書かれています。
3つめは、建てたアパートを会社にまとめて借り上げてもらう形(サブリース)を考えるときです。
国土交通省などの注意の案内には、多くの借り上げの契約で家賃を定期的に見直すことになっているとあります。
借り上げの契約書で確かめておきたい所は、「実家の土地、貸す・建てる・売るのどれが得か。活用プランを何社かに頼むと何が届くのか」の届いた案の見方の中で挙げています。

ここまで見ると、うちの土地では駐車場とアパートのどちらが成り立つのかが気になってきますよね。
うちの土地だと、いくら残りそうか
入る額は場所と広さで変わるので、うちの土地の数字は、何社かの収支の案を並べると見えてきます。
ある建築の会社の解説によると、建築費の見積もりや家賃の決め方しだいで、収支に1,000万円以上の差が出ることもあるそうです。
タウンライフ土地活用の紹介ページによると、届くのは収支シミュレーションと土地の需要調査書、工法別の活用事例の3つで、どれも無料です。
案を出す会社は110社以上が登録していて(2026年10月現在)、いくつもの案を見比べられるそうです。
まだ考えたばかりの人も相談してよいと同じページにあり、頼めるのは土地を持っている人か相続などで持つ予定の人です。
届いた案は、経費と借入の返済が入っているかと空きをどう見込んでいるかをそろえて見ると、違いが分かりやすいんです。
届いた案の読み方は、「実家の土地、貸す・建てる・売るのどれが得か。活用プランを何社かに頼むと何が届くのか」に詳しく書いています。
1社だけの案だとその数字が高いのか低いのかが分かりにくいので、何社かを並べておくと安心です。
そのうえで、もし売ったらいくらになるのかもあわせて見ておくと、活用の案と比べやすくなります。
数字を並べてみた結果、駐車場もアパートも選ばずに売るかそのまま持つと決めることもできるわけです。
最後は、始めるお金と毎年出ていくお金を引いて手元にいくら残るかで並べると、駐車場とアパートの違いが見えてきます。
活用の案を取り寄せるのが合わない人は
この頼み方が合いにくいのは、まず売ると決めている人と家のまま人に貸したい人で、それぞれ「空き家の売却査定を何社かに頼むと何が届く? 値段が会社で違うわけと、査定書の見方」と「実家、売る・貸す・壊す・建て替えるのどれにする? お金・手間・あとで変えられるかで比べる」に話をまとめています。
家のまま貸す前の手入れの話は、「空き家を貸す前に直すところと費用。先に床下のシロアリを点検してもらう理由」で読めます。
紹介ページによると、土地を持っておらず相続で持つ予定も無い人は頼める人の条件に当たらず、相談したい会社がすでにある人はその1社に頼むほうが早いんです。