老後の平屋、間取りはどう頼む? 夫婦二人の暮らしを会社に伝えるまとめ方と、届いたプランの見方
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平屋住宅特集から平屋の間取りを頼むと、家のこだわりや予算などを入れて選んだ会社から、間取りや見積もりの入った家づくり計画書が無料で届きます。
ただ、届く間取りはこちらが伝えた人数や予算、暮らし方によって変わってくると私は考えています。なので頼む前に伝えることをそろえておくと、届いたプランを見比べやすいです。
この記事では、申し込みで聞かれることと、老後の平屋で会社に伝えておきたいことをまとめました。届いたプランを照らし合わせて見るやり方も、後半に書いています。
実家じまいを決めたばかりの私は、平屋の間取りを頼むときに何を伝えればいいのかを順に調べました。2026年10月に、紹介ページと申し込みの画面のほか、国の指針や建築士・住宅情報サイトの解説も含めて7件に目を通しています。
平屋の間取りを頼むと、何が届くのか
平屋住宅特集は、タウンライフ家づくりの中で平屋を建てたい人に向けた紹介ページです。紹介ページでは提案の中身として間取りと見積もり、土地探しの3つが挙がっていて、間取りはいろいろな案を見比べられるとされています。
申し込みの画面の上にも、無料で頼むと資金計画と間取りプラン、土地探しの計画書がもらえる、と書かれていました。
契約まで進んだときもタウンライフ家づくりの利用料が上乗せされることは一切無い、と紹介ページのよくある質問に書かれています。提携している会社は1270社以上(2026年10月時点)で、大手の住宅メーカーも地元の工務店も入っています。
間取りの例も4LDKの平屋や2LDKの小さい平屋、3LDK・33坪の平屋などが並んでいます。平屋のよい所としては、掃除や移動が楽なことと、バリアフリーが挙げられています。

ちなみに土地探しは、地元の住宅メーカーが条件に合う土地を提案してくれるものです。住み替えて別の場所に建てるなら見る所になりますが、実家の土地に建てるなら間取りと見積もりを中心に見ればよさそうです。
まだ建てると決めていなくても、頼んでいいのか
老後の住まいはまだ先の話なので、いま間取りを頼むのは早いと感じるかもしれません。
紹介ページの家づくりの流れでは、まずいくつかの会社からプランを受け取り、それをもとに会社を選んで打ち合わせを重ね、契約はそのあとです。提案をもらう会社も、申し込む側が自分で選ぶ仕組みになっています。
見積もりの断り方を書いたリフォームの解説を読むと、見積もりは比べるために頼むもので契約が前提ではない、という考え方でした。届いたプランについても同じ考え方でいると、比べてから断ることも考えに入れやすくなります。
とはいえ、何社も選ぶと連絡が増えそうで心配ですよね。
でも、やり取りの数が選んだ会社の数に合わせて増えるのはどこに頼んでも同じ、と見ておくと、何社に頼むかを決めるときの目安になります。連絡の窓口を夫婦のどちらか一人にしておけば、どの会社とどこまで話したかを二人で追いやすくなります。
申し込むと、何を聞かれるのか
申し込みの画面で最初に聞かれるのは何階建てがよいかで、平屋と二階建て、三階建てから選びます。続いて希望の間取りを3LDKのような形で選び、一緒に住む大人と子どもの人数を答えます。
大人は18歳以上、子どもは18歳未満の人数を数える、と画面に添えてありました。夫婦二人で住むなら、大人が2人で子どもが0人という答えになります。
そのあとは建物の予算と、理想の土地の大きさ、もしくは建てる予定の土地の広さを聞かれます。建てたい場所は都道府県と市区町村を選ぶ形で、ここまで答えると次の画面へ進みます。

申し込みで希望の間取りを聞かれるので、部屋をいくつにするかを夫婦で先に話しておくと答えやすいです。建物にどのくらいかかるかの幅は、平屋に建て替える総額の記事の表で見られます。
関連記事親の土地に家を建てる費用はいくら? 実家を壊して平屋に建て替える総額と、先に確かめる2つのこと
老後の平屋で、会社に伝えておきたいことは
申し込みの画面のうち「次へ」までで聞かれる項目とは別に、老後の暮らしのための希望は自分たちで伝えることになりそうです。
国土交通省の指針は、年を重ねて体の働きが落ちてもそのまま住み続けられるように、家の設計で気をつけることをまとめたものです。そこでは寝室のある階にトイレを置くことと、さらに玄関や浴室、食事をする部屋や洗面所も同じ階にそろえることが挙げられています。
ふだん暮らす所の床を、段差のない形にすることも挙げられています。ただ、玄関で靴を脱いで上がる所の段差(上がりかまち)のように、この限りでないとされている段差もあります。介助が要るようになった場合を考えて、介助用の車いすを使う人がふだんの暮らしを送りやすくすることも、指針の目当てに入っているんです。
つまり平屋なら、こうした部屋はもともと同じ階にそろう、と見てよさそうです。なので会社に伝えるのは、寝室からトイレや浴室までの近さと段差や戸の形、介助が要るようになったときのこと、の3つに絞ると伝えやすいです。
戸の形について、ある住宅情報サイトの解説には、引き戸や折れ戸で仕切っておくと暮らしの変化に合わせやすいとあります。
ただ、平屋の気をつけたい所を挙げた別の解説には、2階建て以上の家に囲まれた土地は日当たりが悪くなりがちで、防犯の面でもよいとはいえないと書かれていました。
ですから隣が2階建てかどうかなど敷地のまわりの様子も伝えておくと、日当たりや窓の位置を考えてもらうときの材料になります。
伝えたいことを、1枚にまとめて渡す
ある一級建築士の解説では、間取りを頼むなら予算や優先の順、方向性を決めて「要望書」として紙にまとめ、頼む会社に渡すことを勧めています。言葉だけでは要望がうまく伝わらず、的外れな提案になることがあるためです。しかも一度たたき台の間取りができると、そこから大きく変えるのは難しくなります。
要望書に書く項目には、住む人の年齢や起きる時間と寝る時間、車の台数などがあります。間取りの希望には、夫婦の寝室を同じ部屋にするか分けるか、という項目も入っています。
したい暮らしは行動の形で箇条書きにして、今の優先の順に並べておきます。どうしても要る部屋があるなら、その理由も一緒に書いておきます。設計する人によっては、家族の寝る時間に合わせて寝室の向きを考えた提案をしてくれる場合もあるそうです。
たとえば老後の夫婦なら、それぞれ何時に起きて昼はどこで過ごし、何時に寝るのかを書き出しておく、という進め方もあります。来客用の部屋だったり趣味の部屋だったりが要るかどうかも、同じ紙に書いておけます。

添えるものは今の家の間取り図で、手書きでもかまいません。今の暮らしを分かってもらったうえで、提案を受けられるからです。
今の家の間取り図によく使う部屋と使っていない部屋の印をつけて添えると、ふだんの暮らし方が伝わりやすいです。
同じ解説では、何社かに間取りの提案と見積もりを頼んで比べるときは、打ち合わせで同じ要望書を各社に渡し、同じ条件で提案してもらうことが大事だとしています。
申し込みの画面のうち「次へ」までの所には、暮らしの希望を細かく書く欄は見当たりませんでした。なので暮らしの希望は、会社とのやり取りが始まってからこの1枚を各社に渡す形になりそうです。
届いたプランは、どこを見ればいいのか
届いたプランは、渡した1枚と照らし合わせながら寝室からトイレや浴室まで図の上を指で追ってみる、という見方もあります。段差や戸の形がどう描かれているかや、窓の向きと隣の家との間がどうなっているかも、同じように1枚と照らし合わせて見ていけます。

さきほどの建築士の解説は、比べている途中で希望を足したり変えたりしたら、その内容をほかの会社にも伝えて同じ条件で提案してもらうよう勧めていました。
見積もりは、何が含まれているかをそろえて並べると額の違いの理由が見えてきます。見積もりの見比べ方は、親の土地に家を建てる総額の記事で詳しく扱っています。
関連記事親の土地に家を建てる費用はいくら? 実家を壊して平屋に建て替える総額と、先に確かめる2つのこと
プランがそろったら、夫婦でどう決めるか
何社分ものプランが並ぶと、どれがいいのか迷いますよね。
そんなときは渡した1枚の優先の順に戻ってみると、夫婦のどちらが何を大事にしたいのかを話すきっかけになります。比べ終えたら、続けて話を聞きたい会社を1社か2社まで減らしてみるのはどうでしょう。
紹介ページの家づくりの流れでも、受け取ったプランをもとに住宅メーカーを選び、選んだ会社と話し合いを重ねて希望の住まいに近づけていく順になっています。
すぐに決めきれなくても、届いたプランを手元に並べておくと、どこでどう暮らすかを夫婦で話しやすくなると私は考えています。
実家じまいの全体を何から始めるかは、順番の記事に書いています。
関連記事実家じまいの手順。何から始めて、誰に何を聞けばいいのか
間取りを頼むのが合わない人は
二世帯や2階建てで考えている人は誰と住むかの選び方から、親の土地に建て替える費用と順番を知りたい人は平屋に建て替える費用の記事から見るほうが、話は早く進みます。頼みたい会社がすでにあるなら、その会社に1枚を見せて相談を始めたほうが手間は少なくて済みます。
二世帯にするかどうかの選び方は、「二世帯住宅は平屋でもできる? 実家を建て替える前に、どこまで分けて暮らすかで選ぶ」にまとめています。